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素直さという資質(介護現場で働く上で、必用不可欠な資質について)

  • Ume
  • 3 日前
  • 読了時間: 6分

福岡で介護事業を立ち上げて8年が経ち、最近になって気がついたことがある。優秀な人材、めきめきと伸びる人材、おのずと上に上がっていく人間の資質についてだ。


これまで「優秀」な職員は沢山出会ってきた。


利用者の思いに寄り添い、心のこもったケアをする介護職員。


的確な状況判断で素早い対応が出来る看護職員


処理能力が高くエラーの少ない事務職員。



本当に様々な優秀な職員がいた。


だが、会社が日々変化し・成長を遂げている会社が、もっとも必要とする優秀な職員の資質が何かと考えた時、それは「素直さ」である。



勘違いしないでほしいのは「素直」🟰「会社に従順」(会社に従う人間)ということではない。


「素直」とは


変化を受け入れる柔軟性。


自身の過ちや失敗を潔く受け入れ、認め、学ぼうとする心。

自身が無知であることを認め、例え部下が相手でも教えを請う事が出来る姿勢。


謙虚に人の話を聞き、あらゆることを吸収しようとする姿勢、である。



何を隠そう、少し前までこの「素直」な心を忘れかけていたのはまさに私だった。しかし、ここ最近、多くの素晴らしい経営者の方々と知り合い、この「素直」の大切さを思い出させてもらった。彼等は第一線で活躍しながらも、驚くほど柔軟性富み、信頼する部下の声に耳を傾け、自分自身の過ちを認め、それを改める心を持っていた。そして、そんな「素直」である彼等を、多くの部下が慕い尊敬しており何より、そんな経営者の会社は、間違いなく伸びていた。



「見習わねばならないな…」そう思い、去年から私自身「素直」であることを心がけようと決意した。が、そうなると面白いもので、関わる職員一人一人の「素直さ」も気になりだした。


会社が変化しようとする姿勢に、柔軟に対応する職員と、批判だけする職員。


ミスや失敗した時、それを認める職員と、認めず他責に、話をすり替え責任逃れしようとする職員。


謙虚に人の話を聞く職員と、他人の話にかぶせて自分の話ばかりする職員。


知らないことうぃ認め教えを請う職員と、知った風を装い学ぶ姿勢を見せない職員。




この1年で、改めて「素直」であることが、いかに難しいのかよく分かった。


では、「素直」であることと、そうでないことには、実際どのような差が生まれるのか。


私なりに考えると、大きく三つある。


一つ目は、成長速度である。


素直な人は、修正が早い。


指摘を受けたときに、まず受け止めることができる。

自分に足りないものを認め、次の行動に変えることができる。


だから、同じ失敗をしても、そこからの回復が早い。

一度つまずいても、次には少し形を変えてくる。

この「少し形を変えてくる力」が、実は非常に大事である。


反対に、素直でない人は、能力があっても成長が止まりやすい。


指摘を受けた瞬間に、防御が先に立つ。

「でも」「だって」「私はそういうつもりではなかった」が先に出る。


もちろん、言い分があることも分かる。

人間なので、悔しさもあるし、納得できないこともある。

ただ、そこで毎回自分を守ることに力を使ってしまうと、本来使うべきエネルギーが「改善」ではなく「弁明」に流れてしまう。


これは非常にもったいない。


仕事において、本当に差がつくのは、失敗しないことではない。

失敗したあとに、どれだけ早く修正できるかである。


素直な人は、この修正力が高い。


二つ目は、信頼の積み上がり方である。


素直な人は、周囲から信頼されやすい。


なぜなら、間違えたときにごまかさないからである。

分からないときに、分からないと言えるからである。

助けが必要なときに、助けてくださいと言えるからである。


これは、簡単なようで簡単ではない。


特に、経験年数が長くなったり、役職がついたりすると、「分かりません」と言うことが難しくなる。

しかし、分からないことを分からないと言える人は、結果として周囲を安心させる。


逆に、知らないことを知っているように見せる人は、一時的には格好がつくかもしれない。

しかし、現場では必ずほころびが出る。


介護や看護の現場において、このほころびは軽くない。

判断の遅れ、連携ミス、報告のズレは、利用者様の安心に直結する。


だからこそ、素直さは単なる性格の良さではない。

安全な現場をつくるための、重要な資質である。


三つ目は、周囲への影響力である。


素直な人が一人いると、チームの空気は良くなる。


ミスを認める人がいると、他の人も報告しやすくなる。

分からないことを聞ける人がいると、周囲も質問しやすくなる。

人の意見を受け止める人がいると、会議や申し送りの質も変わる。


つまり、素直さは本人だけの能力ではなく、周囲に伝染する文化でもある。


反対に、素直でない姿勢もまた、周囲に伝染する。


指摘されるたびに不機嫌になる。

ミスのたびに他責にする。

人の話を遮って、自分の正しさを主張する。


こうした態度が続くと、周囲はだんだん本音を言わなくなる。

報告も相談も遅くなる。

結果として、問題が小さいうちに見つからなくなる。


組織にとって怖いのは、ミスそのものではない。

ミスが隠れることである。


そして、ミスが隠れる組織には、たいてい「言いづらさ」がある。


その言いづらさを生むのは、制度だけではない。

日々の態度である。


だから、私はあらためて思う。


素直さとは、個人の美徳ではなく、組織のインフラである。


道路や電気や水道のように、普段は目立たない。

しかし、それがなければ物事はうまく流れない。


会社が成長するということは、変化が増えるということである。


新しい施設ができる。

新しい職員が入る。

新しい仕組みが始まる。

昨日までのやり方が、今日から少し変わる。


そのたびに、すべてを拒否していたら、会社は前に進めない。

もちろん、変化に対して意見を言うことは大切である。

むしろ、現場の意見は必要だ。


ただし、意見と批判は違う。


より良くするために出すのが意見である。

変わらない理由を探すだけなら、それは批判に近い。


会社にとって必要なのは、何でも黙って受け入れる人ではない。

考えながら受け止め、必要なことは意見し、決まったことには責任を持って取り組める人である。


これが、私の考える「素直な人材」である。


素直な人は、伸びる。

素直な人は、信頼される。

素直な人は、周囲を良くする。


だから、会社が成長していく過程において、素直さは何より大切な資質なのだと思う。


もちろん、これは職員だけに求めるものではない。


私自身も、経営者として素直でなければならない。


現場の声を聞き、

利用者様、ご家族様の声を聞き、

職員の違和感や提案に耳を傾ける。

間違っていたら認める。

必要なら改める。


これができなくなった瞬間、会社は少しずつ硬くなる。

そして硬くなった組織は、変化に弱くなる。

変化に弱い組織は、いずれ現場を苦しめる。


だからこそ、あったかいごは、「素直な企業」を目指したい。



もし私が頭でっかちになり、周りが見えず、頑なになっていたら。


そのときは、そっと耳打ちしてほしい。


「すなお」


その三文字を。


大声で言われると少し傷つくので、できればそっとお願いしたい。




現在、あったかいごは、大野城市、城南区東油山、南区弥永、春日原南で有料老人ホームを運営中。


また、訪問介護事業所、訪問看護事業所も運営しており、2026年9月、福岡県糟屋郡須恵で開設予定の新施設の準備中。


福岡で今もっとも勢いのある介護系企業の一つで、是非未来ある介護士の皆様、看護師の皆様からのご応募をお待ちしている。


また、入居施設をお探しの皆様、ご家族様からのお問い合わせもお待ちしている。


株式会社あったかいご

代表取締役 梅野 貴裕


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