コンビニ強盗と、110番を忘れた夜。
- Ume
- 2 日前
- 読了時間: 4分
更新日:23 時間前
最近思い出したことがある。
その昔、私がまだ右も左もわからない二十三歳の頃、コンビニでバイトをしていた。
仕事にもすっかり慣れてきたある日、私は深夜のシフトに入っていた。
いつもと変わらない店内で、一緒に入っていたベテランアルバイターの加藤さんと、その週のジャンプの話をしたり、暇な時間には休憩室で漫画を読んだりしていた。
深夜二時。
レジにお客さんが来た。
「金を出せ」
一瞬、何が起きたのかわからなかった。
相手の表情を読もうと顔を見たら、野球帽にサングラス、マスクという、妙に気合いの入った格好をしていた。
「金を出せ!!」
相手はもう一度言った。
よく見ると、右手には刃物が握られていた。
あまりに現実離れした光景で、一瞬、何が起きているのか理解できなかった。
が、一瞬フリーズしたのち、脳の回路が急につながったように状況を理解した。
強盗だ。
そうわかった瞬間、私は休憩室に飛び込み、全力で閉めたドアを押さえた。
そのとき休憩室には、ベテランアルバイターの加藤さんがいた。
「梅野くん、どっ、どした!???」
私のただならぬ様子に、加藤さんもきっちり動揺して大きな声を出す。
「カトさん、強盗っす!! 強盗!!!」
犯人が入ってこれないよう、私が必死で押さえたドアは、レジが開かずに憤慨した犯人の拳と、「金を出せ!!! 金を出せーーー!!」という叫び声で揺れ続けた。
犯人の声とドアを叩く音に、私同様パニックになった加藤さんと、二人で必死にドアを押さえた。
足は震え、立っているのもやっとだった。
「電話!!!
110番しろ!!!!」
あらん限りの声で叫ぶ加藤さんに、私は震える手で電話を取った。
が、頭が真っ白で、何番を押せばいいのか本気でわからない。
そして半狂乱で叫んだ。
「110番って何番ですかッ!!!!」
我ながら、人生で一番意味のわからない質問をしたと思う。
だが、それに対して加藤さんは、間髪入れずにこう返した。
「100番たい!! 100番たい!!!!」
『いや、100番じゃないだろ』
博多弁まじりの加藤さんの言葉に、私は急に冷静になった。
おかげで私は無事に110番することができた。
そして警察に連絡している間に、気がついたら犯人は逃げていた。
さて、なぜこんな話を思い出したかというと、 似たようなことが職場でも普通に起きているからだ。
トラブルが起きたとき。
ご利用者の急変や、重大事故が起きたとき。
普段は冷静で、判断もできる人間が、まるで別人のようにズレた判断をし始める。
しかも厄介なのは、本人は至って本気で、むしろ一生懸命だということだ。
「何とかしなければ」と動いている。
「正しいことをしている」と思っている。
でも、その一生懸命さは、少しずつ本質からズレていく。
そして気づいたときには、状況はさらに悪化している。
あのときの私は、何も考えずにドアを押さえ、
結果的に、たまたまうまくいった。
ただ、それだけの話である。
でも、この業界で「たまたま」は通用しない。
たまたま助かった、は
次は誰かを傷つけるかもしれないし、
最悪の場合、命に関わる。
だから、型がいる。
パニックになることを前提に、
人が判断を間違えることを前提に、
それでも止まらないようにするための型だ。
何が起きているのか。
問題の本質は何か。
今、止めるべきなのか。
それとも進めるべきなのか。
そして、誰が最終的に判断するのか。
これを、その場の感覚や善意に委ねない。
人は焦ると、驚くほど雑になるからだ。
だから、構造で判断する。
それが、マネジメントの型だ。
少なくとも型があれば、「110番って何番ですか」とは言わずにすむはずだ。

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