あの商談室(?)から始まったご縁の話
- Ume
- 8月4日
- 読了時間: 2分
── 懇親会を終えて
先日、法人立ち上げ当初からお世話になっている企業の方々、最近ご縁をいただいた新しい企業の皆さま、さらに社内の管理職陣も交えた懇親会を開催した。
初期の立ち上げを陰ながら支えてくださった方々。
ここ数年で一緒に歩み始めた新たな企業の皆さま。
そして、現場の最前線でチームを率いてくれている社内の管理職たち。
この日は、過去と現在と未来が一つの場に集った、特別な時間となった。
最初は少し緊張感もあったが、乾杯を皮切りに場はすぐに和み、笑いの絶えない夜となった。
その中で、ある方が披露してくれた、懐かしすぎるエピソードがある。 「最初の打ち合わせは、社長のご実家の2階でしたよね。 社長のお部屋で、ですよ。お母様にもご挨拶させていただきました。 ……お母様、お元気でしょうか?」
その瞬間、私はグラスを持つ手が止まった。
なぜなら、その部屋というのは──
布団は床に直置き、ポスターは趣味全開、なんだったらプレステが床に放り出された、完全なる“暮らしの現場”だったからである。
スーツ姿の大人たちが、狭い民家の一室(しかも生活感満載の30代半ばの独身男の部屋)で、正座で並ぶあの光景は、今思い出してもなかなかのインパクトだったと思う。
そして極めつけは、部屋に入ってきた母の一言。 「あら、お友達が来てたの?」
と、お茶とお菓子を携えて、嬉しそうに登場──。
「いやいや、友達でスーツに正座はないわ」と、心の中でツッコミながら、
少し気恥ずかしさを感じつつ、必死に“社長の顔”を装っていたあの日のことは、
なぜか昨日のことのように、はっきりと蘇る。
とはいえ、その“商談室(?)”から始まったご縁が、こうして今も続いている。
そして今、ご縁は広がり、社内の仲間たちも加わっている。
“縁”とは、重なり、広がり続けるものなのだと、しみじみ思う。
終盤には、管理職たちが一人ずつ、思いを口にしてくれた。
日頃はなかなか聞くことのない、それぞれの視点や想い。
現場を担う責任の重み、チームやご利用者への感謝、そして会社への期待。
飾らないその言葉の一つひとつに、私はまた、胸が熱くなった。
この会社の“力”は、人とのつながりでできている。
そう実感できた夜だった。
来年以降も、新規施設の立ち上げが控えている。
まだまだやることは山積みだが、
こうして笑い合え、語り合える仲間とともに歩めることが、何よりの力になる。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。



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