素直さという資質
- Ume
- 2月10日
- 読了時間: 3分
会社を立ち上げて7年が経ち、最近になってあらためて「優秀な職員」とは何かを考える。
勿論「優秀」な職員はこれまで沢山出会ってきた。
利用者の思いに寄り添い、心のこもったケアをする介護職員。
的確な状況判断で素早い対応が出来る看護職員
処理能力が高くエラーの少ない事務職員。
数字にめっぽう強いリアルAI職員。
本当に様々な優秀な職員がいた。
だが、会社が日々変化し・成長を遂げている会社が必要とする優秀な職員が何かと考えた時、大事な資質は「素直」だろう。
勘違いしないでほしいのは「素直」🟰「会社に従順」(会社の言うことを聞く人間)ということではない。
「素直」とは
変化を受け入れる柔軟性。
過ちや失敗を潔く受け入れ、認め、学ぼうとする心。
知らない事を素直に認め、部下相手でも教えを請う事が出来る姿勢。
謙虚に人の話を聞ける姿勢。
どんな事でも吸収しようとする姿勢、である。
何を隠そう、少し前までこの「素直」な心を忘れかけていたのはまさに私だった。しかし、去年多くの素晴らしい経営者の方々と知り合い、この「素直」の大切さを思い出させてもらった。彼等は第一線で活躍しながらも、驚くほど柔軟性富み、信頼する部下の声に耳を傾け、自分自身の過ちは素直に認め改める心を持っていた。そして、そんな「素直」である彼等を、多くの部下が慕い信頼していた。
「見習わねばならないな…」そう思い、去年から私自身「素直」であることを心がけようと決意した。が、そうなると面白いもので、関わる職員一人一人の「素直さ」が気になりだした。
会社が変化しようとする姿勢に、柔軟に対応する職員と、批判だけする職員。
ミスや失敗した時、それを認める職員と、認めず他責にし責任逃れしようとする職員。
謙虚に人の話を聞く職員と、他人の話にかぶせて自分の話ばかりする職員。
無知であることを認め教えを請う職員と、知った風を装う職員。
この数カ月で、改めて「素直」であることが、いかに難しいのかよく分かった。
では、「素直」である職員とそうでない職員の差は何か…。
「素直」である職員は、そうでない職員と比べ「伸び代がある」「職員からの信頼が厚い」「具現化する力がある」この三つに富んでいる事だ。
それはそうだ。
他人のアドバイスに耳を傾け、真摯に人と向き合う人間が成長しないはずがない。
自分のミスを素直に認め、受け入れられる人間は、往々にして人に信頼される。
素直な人間は、自分の言葉にも素直であり、言葉や想いを具現化する力を持っている。
勿論、自分自身の信念や想いを貫くことも大事だ。
が、信念を貫こうとして、自分自身を客観的に振り返ることが出来なくなり、大事な物を見落とす事だけはしたくない。
「素直」である事は、年を重ねれば重ねるほど難しく、立場が上がれば上がるほど難しくなるが、絶対に忘れてはいけない、と改めて思い知らされた今日この頃。
私が頭でっかちになり、周りが見えず頑なになっていたら、その時はそっと耳打ちして欲しい「すなお」の三文字を。
そういうわけで、2025年のあったかいごは「素直」な企業を目指していきたい。
株会社あったかいご
福岡県福岡市有料老人ホーム
福岡市訪問介護
福岡市訪問看護
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