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ビッグスクーターとファミレス採用——ゼロからの挑戦

  • Ume
  • 3月16日
  • 読了時間: 2分

ビッグスクーターを相棒に、今日も街を駆け抜ける。オフィスなんてものはない。採用面接の会場は、どこにでもあるファミレス。スーツ?そんなものはクローゼットの片隅にも見当たらない。銀行や近隣の施設を訪ねても、「はいはい、頑張ってね」と、まるで子どもが無謀な夢を語っているかのような対応をされる。


それでも私は、施設をオープンさせた。大した資本も、派手な後ろ盾もない。ただ、やるしかないという意地だけで。そして、オープン後は近隣施設へ挨拶回り。見知らぬ世界に飛び込んだ新人が、一つひとつ頭を下げていく。


そんな中、ある施設長の言葉が突き刺さった。


「おこぼれでも頂戴しにきたんですか?」


……ん?一瞬、何を言われたのか理解できず、条件反射でニッコリ笑ってしまった。しかし、数秒後、脳内でその言葉が再生され、じわじわと込み上げるものがあった。ああ、こういうのが世の中ってやつか。


でも、振り返れば、悔しさや憤りばかりのあの時期こそ、私の原点だったのかもしれない。何も持たずに飛び込んだ世界で、どれだけ笑われようとも、諦めなかった。それは、今の自分を支える誇りになっている。


だからこそ、無謀に見える挑戦をする人を応援したくなる。最初から成功が約束された挑戦なんて、どこにもない。むしろ、笑われたり、軽くあしらわれたりするくらいの方が、きっと面白い。誰にも期待されていないところから始める方が、逆に自由なのだ。


ビッグスクーターで駆け抜けたあの日々を思い出しながら、今日もまた、新しい挑戦者たちの背中を押したくなる。


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